カナックOX処理とは
カナックOX処理とは、カナック処理後に特殊酸化皮膜を生成させた複合処理で、高い耐溶損性を付加した処理です。基地にカナック処理層を有する為、ヒートクラック対策にも効果を発揮します。また、色調は均一な黒色を有していますので、画像認識用治具にも最適です。
特徴
■耐溶損性に優れています
■耐焼付き性に優れています
■カジリ抑制効果に優れています
■通常の溶接作業は問題なく行えますが、酸化皮膜層を除去して頂くと溶接性が向上します
■靭性を損なうことなく、繰返し処理が可能です
使用目的
■耐溶損性向上
■離型性向上
■耐摩耗性向上
■耐ヒートクラック性向上
■画像認識性向上
適応分野
■各種ダイカスト
■アルミ押出し成形
■機械構造用部品
■電子部品
主用途例
■各種ダイカスト用金型
■各種ダイカスト用鋳抜きピン
■押出し成形用金型
■画像認識用治具
更に緻密になった酸化皮膜層でAlの浸食から金型をガード!カジリ・溶損を防ぐ!
概略図

溶損率(%)
| カナックOX | カナックOX改良 |
|---|---|
| 0.165 | 0.022 |
実績評価例
| 適用部品 | 従来の状況 | 処理後 | |
|---|---|---|---|
| A社 | ハイシリコンアルミ材用の SKD61材の鋳抜きピン |
PVD処理は、1,530ショットで溶損 カジリが発生し、再研磨を行っていた。 |
カナックOX処理後、12,000ショットに延命 |
| B社 | ADC12アルミ材用の SKD61材の金型 |
窒化処理品は溶損と焼付きのため 16,000ショットで廃却 |
カナックOX処理後、38,000ショットに延命 |
A社

B社
■黒色の単一色が得られ、乱反射を防止します
■下地にカナック処理層があるので、耐摩耗性も十分に得られます
■SC生材でも、十分な黒色が得られます




