カナックPVD処理とは
カナックPVD処理とは、ニューカナック処理後にPVDコーティング処理した複合処理で、カナック処理で形成した硬化層と面粗度を小さくかつ整えるピーニング効果とで、PVD皮膜の密着性を向上させる処理です。
カナックPVD
スクラッチテスト 荷重:100N(100倍)

カナックPVD処理

PVD処理のみ
カナックPVD処理品の組織写真

カナックPVD処理品の硬さ分布イメージ図
評価事例
| 適用部品 | 従来の状況 | 対策 | 処理後 | |
|---|---|---|---|---|
| A社 | 成形パンチ 被加工材:SPCC t=2.0mm |
HAP72を使用し10万ショット | ニューカナック+PVD(TiCN) | 62万ショットまで延命 |
| B社 | 成形ローラー 被加工材:S35C |
SKD61改+PVD(TiN) 14,000ショットで寿命 |
ニューカナック+PVD(TiN) | 21,000ショットまで延命 |
| C社 | 絞りダイ 被加工材:SPCC t=1.2mm |
SKH51にTD処理で200万ショット 熱変形の為、毎回修正が必要 |
ニューカナック+PVD(CrN) | 寿命は同等だが、熱変形が 極小の為修正不要 |
| D社 | 温間鍛造上型 | YXR33材:10,000ショットにてカケ発生 | ニューカナック+PVD(TiN) | 25,000ショットまで延命 |
特徴
■PVD皮膜の密着性が向上します
■PVD皮膜を形成するために、耐磨耗性が向上します
使用目的
■PVD皮膜の耐剥離性向上
■耐摩耗性向上
適応分野
■プレス成形
■冷間・温間鍛造
■各種ダイカスト
■機械構造用部品
■電機部品
主用途例
■プレス成形用金型(パンチ&ダイ)
■冷間・温間鍛造用金型
■各種ダイカスト用鋳抜きピン
■耐摩耗部品




